情がないと守らない。

第33話

SIDE ツバキ

マサキはさすがカンが鋭いな。

「タツキさてと聞かせてもらおうかな。お前どの辺で俺があの時の少年だって。」

「うーん。ツバキと初めて会った時。すごく面影があったんで、そうじゃないかなって思った。でも確信したのはクマのマスコットの事を聞いてきたときに、すこしだけ外の世界を知らない少女ってつぶやいてたから」

ふう、だったら俺も名乗らないつもりだったんだけどここまでばれてしまってるならしかたない。

その少年は俺だ。だけどお前に名乗らなかったのは少年が俺であることを知ってもだ。お前にお礼を言われる筋合いはないからだ

「どうして」と聞くタツキはかわいい。

「俺があの時惚れたんだ。お前に。笑顔でああいわれたら、惚れるぞ」というとタツキは真っ赤になる。

次はお前が出て行ったお仕置きをしないとな。だけどその前に「ただいまもどりました」とカシが現れると「無事でよかった」というカシは本当に安堵の顔を見せる。あの男はと聞く。

あの男はしばらく会わせません。遠い外国につれていくつもりです。大丈夫、殺しはしませんよ。ご安心を。では、ツバキ様のお仕置きは結構きついと思いますが、ちゃんと逃げずに受けるんですよタツキ」というと部屋に戻っていった。

さてとお仕置きの時間だ。その前にこのクマはお仕置き中はここにおいといてやるそういうとタツキをベットに縛り付ける。手と足を縛る俺に「恐いことはしないで」というが縛り終えた俺は、これから2日間このままだ。食事やしてほしいことは俺に言え。これがお仕置きだ。わかったかというと、うなずく。

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