三章
華麗組
第13話
このお屋敷どんなところなんだろうと疑問に思った。
確かにマサキとツバキは兄弟であることが分かった。
でも情報屋ってどういうことなのかな。
私はカシの仕事場をのぞいた。
「タツキ、どうしたんです。ここは私の仕事部屋です。身体はもうだいぶ良いみたいですね」
「はい。カシさんありがとうございます。おかげさまで。」
「ちょうどよかった。仕事もきりがいいのでもう終わりにしようと思ってたところです。タツキ、何か聞きたいことがあってきたのでしょう。どうぞ」というカシ、私って顔に出やすい。
「はい、この屋敷はなんで情報屋を雇っているんですか。」
「タツキ驚かないで聞いてくださいね。ここは華麗組(かれいぐみ)の本拠地なのです。華麗組というのは、つまりヤクザと呼ばれる集団です。
普通はここで驚くと思うが、お父さんにも聞かされてたし、私自身、怖くもなんともないし、じゃあ椿と柾はというと。
華麗組の若頭と若頭補佐です。
なるほどっと納得がいく私。
すると柾が、カシいるか。と仕事場に来た。
マサキさんこんにちわ。
ああータツキちゃん来てたの。よかった。兄貴タツキちゃんに逃げられたと思ってるみたいが機嫌が悪いんだよね。
その時だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。