屋敷

第8話

しばらくいくと大きな屋敷が見えてきた。

「情報屋のカシ、ただいま戻りました」

そういうと大きな門が開く。

門が開いたとたん、カシが門番のものに説明し、一緒にいれてもらう。仕事部屋について、カシがお茶を前に置いてくれて、飲みながら「今日からここで生活しますけど、タツキ、私の事はカシでかまいません。それとこの家の人たちは優しい人ばかりですからすぐなじむと思います。だからご安心してください」と言われうなずく。その時だった。

「ああーお帰り。カシそいつ誰」

「樹(タツキ)といいます」

マサキという男は、「拾ってきたのか。椿(ツバキ)に言ったら怒るぞ。兄貴は女性嫌いなんだ」

カシは「この子は私のパートナーであったマツの娘です。私が情報屋に仕立てます。見た感じすごくしっかりしていますし、落ち着いてますし。大丈夫ですよきっと」

「こんなかわいい子を兄貴も追い出さないだろう。まあ。よろしくな。樹ちゃん」

「はいよろしくお願いします。柾様」

「柾様だあ。様はよせ様は」

「では、マサキさんで」

「あのすみません、椿様というのは」

「椿は俺の兄貴だ」

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