第23話

すみれがこういった。おじさん。前に役所に行ったとき指名手配された人の写真でおじさんが言った事覚えてる。指名手配犯は悪いことをして捕まらない人たちを探してるんだよといったのと聞いてきた。

覚えてるよといった。おじさんは私を保護目的であの街から連れ出してくれたのも知ってるからね。おじさんは指名手配犯とは違うからね。本当にそれはわかってほしいの。というとすみれは付け加えたが、なにかあるのかとおもった。そしてこういった。実はその指名手配の中にいたのというとすみれがこういった。私の父と母が。似てるとかじゃなくて本当にと聞いたら、うん。私の父と母だったという。そっか。というといつかは話さなきゃいけないと思った。でもおじさんにいうと私また一人ぼっちになってしまうと思って言えなかったの。というのだ。すると、そうだな。すみれ。怖かったんだな。一人ってのがね。でもすみれを一人にしない。だから安心してほしいと伝えた。すみれは泣きながらこういった。私の事迷惑とかじゃない。今までと同じようにおじさんと一緒にいてもいいのと聞いた。

ああーいいんだよ。すみれはおじさんの事信じて話してくれたんだね。ありがとうというと、すみれはもうこれ以上、お母さんたちに罪を働いてほしくない。どうすればいいのかなと聞くと、すみれは他にも何か知ってるのと聞かれて、こくりとした。全部とは言わない。知ってることは話してほしいというとすみれはこういった。

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