第19話

すみれが夜になるとうなされてるのだ。最近ずっと。なにかに怯えてるのだろうか。するとすみれがこういった。お願いだからというと苦しそうなので起こした。すみれというと泣いていた。抱きしめてやった。するとおじさん。どこにもいかないで。そばにいてと言われている。すみれを一人にするわけないよ。大丈夫というと抱きしめて眠ったのだ。そして朝起きた時、すみれが胸の中にいた。

私はすみれの事を襲ってないだろうか。よかった。服着てると確認すると、おはようといい、にこりとしたのだった。そして昨日うなされていたんだよと話したら、おじさん、私、おじさんにお話ししてないことがあるのというと、昔の事を思い出したのかと聞く。すると、うん。ちょっとこれはちょっと違うかもしれないけど、あの時・・・・・・・といって黙るこいつ。なんだ。すみれ。話していいんだよ。というと、おじさん。いつか私、おじさんと離れなきゃいけないのと聞いてきた。すみれが大人になってお嫁さんになったらとかのことかい。と聞いたら、違う。そうじゃなくてというと黄泉町に帰らされるのかなというのだ。おじさんはすみれが帰りたいなら帰ってもいいと思ってるよ。でもすみれをおじさんから帰すことは出来ないというと、そうか。あのさ。あの指名手配の写真というがなんでもないというとおじさん、大丈夫だよというのだ。ちょっと似てるやつでもいるのかと聞いたが、ちょっと気になっただけだよというのだ。これ以上は聞かないことにしよう。今日からおじさんが抱っこして寝てほしいなというすみれ。はは。すみれはおじさんに抱っこしてほしいのな。わかった。いいよという。

その夜から、私はすみれを抱いて寝ることになったが、理性がもつかわからないが、すみれには何もしないと誓うと私はすみれを抱っこして寝るのだった。

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