第18話
おじさん、ただいまというとおかえりと返ってくる返事がうれしい。
家ではこんなふうに迎えられることがなかった。
おじさん。今日はナオルの妹のレイちゃんと友達になったよというと、そうか。あの子はナオルに全然似てないだろうというのだ。でも似てるよ。あの子は優しい子だもんというと、おじさんはそうかというのだ。ねえおじさんって10歳違いなんだねという私にレイちゃんに聞いたのかい。と聞くと頷いた。おじさんは老けて見えるからなというが、すみれ。おじさんはすみれのおじさんでいいよ。というと、私もおじさんと呼ぶことに別に抵抗はない。ふふふ、おじさん真っ赤になってるよ。どうしてだろうと思ったが、それが私の事だとは気が付かない。私の事だと気づくのはもっと後になってからである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。