第2話
私はこの街に何をしに来たかというと、この街の治安をよくするための調査だったのだが、この少女は残飯を漁ってるのだ。こんなに汚れていて服も無頓着な感じだった。この少女にこういった。お腹すいてるんだろう。これ食べていいよというと私の持ってるものはスーパーでかった弁当でこの街は何もないと聞いていて買ってたものだったが、私はそれとあんパンを持っていた。私はパンを一口食べていると少女はこういった。これはなんだと。指をさしていたものをみるとそれはたこの形をしたウインナーだった。これはたこさんウインナーだというと、じゃあこれはというのだ。それは卵焼きだよと教えてやった。彼女は食べるとき手づかみで食べていたのを見て私は何も言えなかったが、食べ終わると私のあんパンを見ていた。これも食べると聞いてやったら遠慮して残飯を漁ろうとしていたため、私はあんパン差し出してやった。すると私にいいのというように見ていたため、ああーおじさんは大丈夫だ。全部食べていいよというと嬉しそうにしたのだった。少女はこんなときはどうすればいいと聞くので、してもらった時はありがとうだよと教えた。おじさん、ありがとうね。というと彼女はどこかに行ってしまった。
僕の名前は夕坂 薫(ゆうざか かおる)というんだ。薫は母がつけてくれた名前。今は大好きだが昔は女の名前と言われて囃し立てられたものだが、今となってはいい名前だと思う。
次に少女を見たときは彼女が公園で水浴びをしてる時だった。
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