出会いの始まり
少女の願い
第1話
私の名はまだない。
私の母の名は淑子(よしこ)だ。父は峰雄(みねお)というのだ。
私は出生届も出されてなければ戸籍もない女だ。
どうしてかという理由はこれから分かるだろう。
ここは私の父と母の家である。
私はこの家では透明人間でしかない。透明人間=空気だ。
今日も父と母たちは出かける。
帰るまでに掃除をさせられるのだ。
私は掃除をして父と母たちが帰るまでに外に出る。
私には掃除だけさせて後、好きなようにされてる。
この街には警察もいない。ここは治安があまりよくない。本当は子供がいない街として有名。私は存在すらないのだ。今日も残飯を漁りに行く私。そしてこれが終わると街にある廃墟のような公園に行き水浴びをして帰る。そうこれが私の日課。変わることのない日々を過ごしていた。
ある日、この日は掃除がなかなか終わらず、出るのが遅くなってしまった。残飯を漁ろうとしてる私に声をかけてきたのは、それなりの身なりのきちんとしてる人だった。何をしてるのと聞かれても答えようとしない私は残飯を漁り、その場で食べていた。それを見ていたその人はおなか痛くならないの。それというとびっくりしていた。私は頷いた。
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