事務所を継ぐために
第18話
SIDE千秋
猫、私この事務所を継ぎたいといった。
もちろん二十歳までは仕事をしないつもりだよといい二十歳になったらこの探偵という仕事したいんだよという。
ええー言い出したら聞かないところがありますもんね。千秋はかまいませんよところで探偵になりたいと思った理由はなんですかと聞く。
私、猫が昔出ていくことが嫌いだったの。甘えられなかったからさ。だけどある日マキさんにあったんだよ。私にこういったの。あなたは観察力があるってその観察力を生かしたいなら探偵におなりなさいって言われたの。それでかな私は探偵になりたい理由はといった。
そういえば千秋は昔から違う動きをするとなんでだろうって言ってたねといい猫と話をする。
すると猫ときた少年がコーヒーを入れましたと持ってきた。猫はびっくりして満大丈夫でしたかと聞いていた。
ああー大丈夫ですよといい、猫にコーヒーを置こうとして、こっちに背をむけた。次の瞬間、彼の背中を見てびっくりした。
はっと息をのむ私に猫が、千秋わかったみたいですねと聞かれうなずいた。
彼が手紙に書かれてあった少年ねといい私は千秋よ、よろしくねといい彼に手を差し出すと、恥ずかしそうに俺は満といいますとあいさつしてくれた。
満には希望の家の管理者をまかそうと思ってましてというと、千秋は事務所のほうをまかせていいかなっと思ってますという猫。
これで安心して天国にいけますねという猫に今はダメだよ、今逝ったらお師匠の事一生恨むよっというと、はははわかりましたよまだまだ医者から言われた余命はお先ですからといい笑う猫。
さてと私はこれから少しお前の母の墓参りに行ってきますといい、満を話し相手に置いていきますといい出て行った。千秋さん聞きたいことあったんですけど、なんで師匠は死ぬかもしれないというのにのんきなんですかという満。
そうね。猫も人間だから死ぬのは恐いと思うんだけどね。でも考えたって仕方ない事を考えないようにしてるんだよ、プラスに考えれる猫だからさ。
千秋さんは師匠がいなくなったらとかで不安になることはありませんか
私はね。猫に後悔してもらいたくないだけだし。私お母さんもお父さんも病気で亡くしてるから。猫が引き取って育ててくれたし、猫は猫であなたの事を心配してるけどねといった私に、満は師匠はどうして僕を助けたんだって思うんですけどというと、多分猫はね自分と重なったんだと思うの。寂しがりやさんなんだよ猫ってああー見えても。猫は希望の家を作った理由は私のお母さんは身寄りがなくて、猫はたくさんの財産はあったけど、結婚もしなかったから財産はたくさんあった。猫は私のお母さんを育てるために希望の家を作ったの。私のお母さんとお父さんは亡くなってしまってね。親戚も近くにいなかったから猫が育てるはずだったんだけどね。猫はがんでもう長く生きれないってことを知ったから、しかたなく猫は、結婚してる犬井さんに無理をいってお願いしたみたい、私もマキさんを知ってたし、彼女には懐くものだから猫が引き取ってもらったのよ。こっちの家族は私の事を本当の子どものように愛してくれてるの。だから十分私は幸せだよ。と私がいうと、そっかと、千秋さんはいい子だねといい彼は納得したみたいで笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。