催眠術をかける
第8話
さあ、もう一つ満にはやらなくてはならない治療があるんだよね。満がそうなった理由を催眠術をかけてみたいんだ。これがこれからの満の治療方針になるといい、カウンセリング室に連れていく。するといやだという満にどうしたんだいと聞いた。
俺は違う部屋に連れていかれるのは嫌だ。違う部屋に連れていくなら治療は受けないと拒む満。
そっか、じゃあこの部屋でリラックスできるのかといって満に問う。
するとやっぱり無理だといい、カウンセリング室の扉を開けたその時だった。俺やっぱりダメといい師匠さんすみませんという満に私は拒否反応を起こしてるのは何かあると思い、部屋に無理やり入れたときだった。満が吐き気を訴える。大丈夫だといい、バケツをだして吐きたいなら吐いたっていいといい落ち着かせる。
そしてベットに寝かしてすこし時間を置いてやる。すると安心してきたのか穏やかになった。
そして、はい。リラックスして私の目を見てね。信じてほしいと訴えた。痛いことや恐いことはなにもしないよといい、少しリラックスさせてやると、こいつは目を見始めた。
今何が見えてるのかなと聞く私。
すると、パニックになり、助けてくれ。俺は必死に逃げてる。でも捕まって、地下室に連れていかれて火で焼いた棒を付けてくる。これ以上は満の心によくないと思い俺が催眠術を解くと満が泣いた。
泣いていいよ、泣いたっていいんだといい抱きしめた。
師匠恐かったよといい、ああー恐かったな、痛かったな、そんで苦しかったな、でも生きててよかったよ満。という俺。
こいつは心の中に消えないほどの傷を持ってる。すこしでも楽にしてやりたいと思った。
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