第38話
そう言って、門口が手にしたのは、カシュクールAラインのサテン生地ドレスだった。
「わ、そのドレスいい!」
可愛い系のワンピースを購入している京子も、感嘆の声を上げている。
「ノーブランドだけど、生地がゴージャスに見えるし、スタイル良くなくてもカバーしてくれるデザインだし、アラサーにもアラフォーにもオススメだと思うけどな」
門口は、沢山あるカラーの中から、私が一番好きなターコイズのそれを私の前に合わせてきた。
「試着してみろよ、たぶん似合うから」
ドキッとするようなことを言う門口の目が全然ふざけた様子もないし、反発する理由もなくて
私は言われたまま、それを着てみることに。
一緒に大きめのパールのネックレスも渡された。
「うわ!真樹、超セレブ!」
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