第14話

俺が玄関のドアを開けると太陽を中に入れてやる。すると、太陽は渚と言い、泣き始めた。教職試験受かったんだろう。どうしたんだよというと、妹を受け持ちになった。俺は副担だけどな。妹、向こうの家で虐待されてるんだとという。俺はマジでと思ったが、泣きながら、妹を親父が引き取るっていってさ。俺もそのことには賛成なんだよというと、妹を心配していたので、生きててよかったじゃん。取返しになる前でというと、太陽は妹をこれから甘えさせてやりたいんだよ。というと、太陽お前ならできるさといい、励ました。この時、のちの彼女になるなんて知る余地もなかった。

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