第12話

事務所を立ち上げた俺は、早速掃除をしていた。

俺は戸を開けると、おはようございます。編集長の持田さんにいわれてきました、岡崎修といいます。よろしくお願いしますというと、高校を卒業した俺には彼は先輩のように思えたので、大友渚です。よろしくお願いしますと伝えた。でも彼はアシスタントに敬語はやめてほしいと言った彼。するとおはようございます。波野哲也です。渚先生。はじめましてといったので、この人も先輩だろうなというと、おい哲也、遅すぎ。何してたのという修。知り合いと聞くと、ええーまあ。こいつは生活夜型なんですよという修にびっくりした。哲也は、また異動したかと思ったら、こいつのフォローかよという波野がいった。

渚先生、こいつは言いたいことが言えないやつでストレスになってくるからという哲也。早速二人のアシスタントが二人仕事に入る。

修は絵に影をつけてく仕事をしてた。繊細で彼は仕事が出来そうだなと思った。哲也は文章の才能にずば抜けていた。俺が書いてる文章に字の誤りがないか確認してそれをここはこうしたほうがいいなという哲也の文章を見た。すごいと思った。特技なんだなと思った彼らのために仕事合間に俺はごはんを出す。修は何か言いたそうにしてたが、波野は言いたいことを代弁してくれた。渚先生、こいつはアシスタントなのにどうしてご飯だしたりしてくれるのと言いたいみたいだ。

俺はこういった。アシスタントとして見てないし、一応アシスタントって名目だけど、チームとして見てるからと言った。それを聞いて修はびっくりしたらしい。哲也は前の所では俺と修は嫌な存在だったよ。という。どうしてだろうと思ったが、俺は修と哲也にこういった。一応漫画家だけどね。俺は人間として君たちを見てるから、お給料もそれなりに出すことは約束するし、不満なら言ってくれていいし、でもいい漫画を描くことを約束してほしいんだ。という俺。

彼らは頑張りましょうと言ったのでうんというと、チームの名前決まってますかと聞かれたので、それをペンネームにしようと思っててというと、波野が南東風はどうですかといった。俺は南の人間で修は東の人間でそういう俺らを押してくれるのは渚先生だから俺たちにとって渚先生は風なんですよという。そうだね。いいねといった。

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