第11話
俺たちは三年生に進学した。洋は弁護士になるってことで今、勉強をしてる最中だし、太陽は先生になるってことで勉強中だった。俺はというと、漫画を描き編集部に持っていく。いわゆる持ち込みだ。
そして俺らはそれぞれの道に進むために頑張っていた。
洋と太陽の受験が終わり、大学の進学が決まった時、卒業式を控えた時だった。漫画を持ち込むと必ず言われる。このストーリーはつまらないと。当時書いてたのはアクションものだった。
そんなある日の事、太陽が言ったことで俺の漫画の描き方が変わった。
渚。お前の話を書いてみたらと言われて、ストーリを変えてみた。
洋はこのストーリーいいじゃん。お前しかないと思うぞというと、これを持ち込んでみなよといってくれた。俺、持ち込む自信がなかったため、もう一つのストーリをそれと持っていくと、編集長は偶然かばんに入ってるストーリーが見てみたいといい、そのストーリを見せた。題名はあの日の空とつけてみたのだった。赤ちゃんポストという言葉をみた編集長は俺に聞いた。このストーリーは一体どうやってというと、その主人公は俺です。俺は赤ちゃんポストにいたんですというと。そっか。あの日の空の今後のストーリー展開を期待してる。非常に面白い。私はこのストーリは買おうと思ってる。だから、書いてくれないかという。私はこのストーリーのファンになってしまった。事務所と2人有望なアシスタントをつけてあげる。よろしく頼むよといい、私は持田というものだ。君を担当するという。嬉しかった俺。大友先生、期待してるから頼んだよと言われた。
この日の空は夕焼けがきれいだった。
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