第2話
俺を連れて帰ると、「あなた、この子を預かることにしたの」といい、男性にみせた。志乃、お母さんになるんだな。よかったな」といい、その人は俺の父になる大友 和樹だ。
俺のおくるみを見た父は、この子の名前付いてないんだよなというと、渚(なぎさ)にしようといい、母はなんも言わず頷くと、渚と呼び、俺の名前を付けてくれたのだ。
俺は一歳の時から絵を描くことが好きでよく書いていた。その絵は形は何もなくて、ただ鉛筆を持ってジロジロと書いていたものだった。
俺はそれに集中していると、母は「渚は書いたり好きね」といい、母も好きなことに没頭させてくれたので俺が絵を描いてる間は何も言わずにただ見ていてくれた。
俺はなんでもよく食べる子供だったそうで、、母はものの名前を俺に言ってから食べさせるようにしていた。ピーマンとかにんじんとかの味を一致させるために、俺は嫌いなものは一つだけだったがそれはかぼちゃだった。でも親は無理には食べさせなかった。俺には二回誕生日がある。それは生まれた日とこの両親のもとに来た時。
俺は初めて歩いた日、それは誕生日が来た1月の事だった。俺の誕生日は生みの母が母子手帳に1月16日だと書いてくれてあった。一月に生まれたけど渚っておかしくないとか、のちにいわれてしまう俺。
もう一つは両親のもとに来た日だ。その日は6月20日だ。その日は両親に渚と名付けられた日だった。どっちの日も親にとっては大切な日だ。そんな両親に周りは冷たい目を向けたのだった。
俺が小学校の低学年ぐらいになると、隣の和気さんというおばあちゃんの家にいる有紀と遊ぶようになる。有紀は6歳下の男の子で赤ちゃんであった。後で俺に兄貴と慕うようになってくれてる。俺は有紀のお世話するときは、和気さんたちは喜んでくれていた。
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