最悪な父親

第25話

SIDE彩斗

「兄貴、俺ちょっと出かけてくるね」といい出て行った。

門限は6時で今日は参考書を買いに来たんだけど、買うのを迷った僕は買わないことに決めた。帰ろうとする僕だったけど、父親が僕をみて声をかけてきた。

「酒を買って来い」というので僕は無視をした。

すると「いいのかい俺の事無視しても」というと、親父は僕を捕まえて家に連れてきた。「何する気なんだ」というと、「お前に掃除をさせるんだよ」と言われ、俺に掃除させる父は酒を飲み続けていた。

「ああーどうしよう。門限破ってしまった」と思う僕をいつまでもいつまでも掃除をしてなかなか解放してくれない。

働かされた僕を探して、この家にやってきた。それはまぎれもなく兄貴だった。

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