保護者面談
第19話
SIDE満
「こんにちわ。担任の北沢といいます。」という若い男の人だった。
「こんにちわ、私は希望の家の狩場と申します」という。
「彩斗君は成績も優秀で友達にも優しいです。学校生活では問題ありません。なにか問題があったら、それは彼どうやって食べたらいいかわからないものがあるみたいなんですが。」と言われた。
俺は、「そうなんですか。そんな時はどうしてますか?」と聞くと、「残すことが多くて、僕も食べなさいとかは強く言えなくて。」というので、「例えばどのようなものですか?」と聞いてみる。「例えばプリンとかのデザート類とかですね」「そうなんですね。無理に食べるものではないとは思うんですが、一応美味しいものなので食べさせてやりたいですね」という。
うちでも一応聞いてみますけど、「もし、どうしてもいやなら食べさせなくてもいいので」というと先生が「そうですか」という。「それと忘れ物なんですが、体操服をよく忘れてくるんですが、嫌いなんでしょうか?」と聞かれた。
あいつと思ったが彩斗はしかたないか。言いたくないのだから
「先生すみません。そのことは彩斗から聞いてみますので。いうなら彩斗からいわせますので、あいつには弟がいて弟は動くのが大好きなんですけどね」という。「そろそろ失礼します」というと俺は帰る。
俺は言っといてやればあいつはこの後苦しまなくて済んだのにと後悔することになることを思いもしなかった。
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