参観日の日
第18話
SIDE彩斗
「彩斗、参観日いつだ」と聞いてきた兄貴。
「兄貴忙しいんでしょ。だったら来なくていい」といったら兄貴が「彩斗、お前は参観日に来てほしくないのか」という。
「来てほしいよ」といい、兄貴は「だったら行く」といい、「お前らが義務教育間は学校の行事に参加させてもらうよ」といい、「その後面談あるよ」というと「ああーわかってる。それも参加するから」と兄貴。
僕は将来の夢を書く作文を迷っていた。
「どう書けばいいのかな」というと、「なりたいと思うものを書いてみな」と兄貴がいってくるので、俺は「実は兄貴の傷を見てさ、兄貴の治療できる医師になりたいと思ってるんだよね」というと、兄貴が「彩斗、おいおい俺のためにはやめてくれ」という兄貴は照れてるのかな。「その割には嫌じゃないんだね」というと、兄貴は「でも、うれしいな」と話した。これを先生に見せたところ、先生はびっくりして僕に聞く。「この兄貴というのは誰?」と聞いてきたので、「僕を希望の家で面倒を見てくれてる人です。好きに呼んでといわれているので兄貴と呼んでるんです」という俺に「そういえば、そうだったね。彩斗君は希望の家にいるんだったね。」といってきた。
そして「今度参観日の日に、この作文を読んでみないか?」という先生。俺は「はい」といい、参観日の日に読むことになった。
そして、参観日の日、隼人は探偵事務所の千秋さんに預けてきたみたいだ。そして、将来の夢について読んだ。
内容はこの通りだ。「僕の将来の夢は医者です。実は、僕の家には事情があり、家族とは住んでません。僕の居場所は希望の家なのです。そこの経営者の事を兄貴と呼んでます。兄貴の背中にはやけどの跡があります。僕はそれを治療する医師になりたいのです」というと、みんなが拍手してくれる。
すると先生が「坂東、読んでくれてありがとうな。みんな坂東は学校に通うまでにいろいろな事があった。でも、こいつは学力を伸ばしてここまで頑張った。でも一番すごいのはみんなだ。坂東を見守ってくれることが頑張る力になる。みんながいるから苦しいことを乗り越えれたりできる。このクラスは団結力がつよい。だからこれからもこの団結力だけは忘れないようにしような。先生はみんなの味方だから」と伝えた。
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