お父さんの所に帰りたい

第10話

SIDE蓮

「ただいま」といい帰ってくるが返事がない。

僕は、昔お父さんに育ててもらったのだが、今は母親と暮らしてる。僕のお父さんとお母さんは離婚してる。僕は大友という苗字だったんだけど、お父さんの仕事が忙しくなってしまってかまってやれないからといい、お父さんが俺に母さんの所に行きなさいといい僕はこの家に来た。そしてお母さんは最初から僕を育てる気なんてないし父に養育費だけもらい、お母さんは遊びに出掛ける。

お父さんは、いつも僕にどんなに忙しくても、ご飯を作ってくれていたし、作れないときなんかは、隣のおばちゃんが様子を見に来てくれてたっけ。おばちゃん優しい人で、僕におばちゃんが言ってくれてたことがあったっけ。「遠慮しないで」って、その時おばちゃんがお母さんだったらって思ったんだ。でもおばちゃんが入院してしまってるし仕方ないんだよね。「早く迎えに来てよ、お父さん。僕もうこのままだとつぶれてしまいそうだよ。」寂しいと思ってしまって、リストカットをする僕。こうしてると落ち着くのだ。

翌朝、僕は家を出て学校に登校する。すると「蓮、おはよう」といい彩斗が言ってきた。僕も「おはよう、昨日はゴメン」と謝った。

すると彩斗は「いいんだって俺のほうこそ、昨日はごめんね」といい謝ってきた。そして彩斗は「蓮、俺さ」というと彼の家の事情を聞いた。

するとそうかといい、聞いたことはびっくりしたけど普通に接した。

帰りに満さんが迎えに来てたし、僕は一人で帰ろうとしたときだった。満さんが僕に聞いてきた。「これから用事とかないなら、おいで、帰ってお茶でもしようか」僕は「迷惑とかじゃないなら」というと「全然そんなこと思ってもないしね。君とちょっと話がしたいんだよ」といわれてと行くことにした。

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