学校に行きなさい

第8話

SIDE彩斗

「俺の事はこれからも兄貴でいい」という満さん。

「さっそくだが、彩斗、明日からお前は学校に行くこと」といい兄貴に約束させられた。

そして「隼人、お前は来年から小学校に行くんだよ。それまでは俺とここでしつけしないとな」と言われた。

まずはトイレの練習からだな。「明日からトイレはトイレでするんだよ」といい、隼人は5歳だけどオムツが外せない。だから兄貴に俺がお願いして、トイレの練習をしてもらうことにした。

俺は学校に行く。4年生クラスだけど俺は文字はかけるものの数字がわからないので特別授業を受けさせられる。

先生は、俺にわかるまで教える覚悟でやってくれるので、俺はこの特別授業が好きになった。もちろん、クラスでの授業も好きで俺は算数以外は100点だった。友達なんていなくてもいいと思ってた。そんなある日の事、俺は調子が悪いということを誰にも伝えなかった。そんな俺に話をしてきたのは、安浦蓮だった。

連は「先生に彼が体調が悪そうなんですけど、もしよかったら保健室に一緒に行きましょうか」と先生に話して一緒に行ってくれた。

蓮が俺に言ってきた。

「彩斗って今までどうして学校通ってなかったの」というと俺は言うのをためらった。すると彼は「自分も実は学校にこれなかったんだよ」という蓮。

連の闇を俺はその後知ることになるのだ。保健室で今日は帰ったほうがいいといわれて、兄貴に連絡せずに俺は学校を出た。

連が心配して後を付けてきた。「なんで身体がしんどいのに連絡しないの」と聞いてきたので「俺のことはほっといてくれよ」といってしまった。その時だった。こいつがパニックを起こし「ごめんなさい」と何回もいってきた。そして学校から連絡を受けた兄貴が、「彩斗、心配させるな。お前具合悪いのに、自分で帰るのは無茶だろうが」という兄貴が現れた。

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