警察に行く俺
第7話
SIDE満
先日、事務処理したものをあいつらに見せて「これを持って警察に行くからお前らもこい」というと、こいつらは一瞬顔がこわばったので「罪は罪だが、お前らはまだ子供だから、保護者の責任になるけどお前らの親父があれだからな。お前らの事情を話してもう一切しないように反省してるっていうから大丈夫だ。お前らに教えなきゃいけないしな、責任とるってことを」というと、うんわかったよといい行くことになった。
そして「希望の家です。狩場満です」
「今日はどういった用件ですか」と聞いてきたので「彩斗いうんだ」といい、彩斗に語らす。
「万引きをしてしまいました。すみませんでした」というと。
「狩場さん、どういう事ですか?」と聞いてきた。
「ここ最近、おにぎりが万引きされてしまうという事件が起こりましたよね。こいつらがしてしまったんです。これはその書類です」といい見せる。
刑事さんは「この家に戻るとまた罪を犯すな」と思い俺に聞いてきた。
すると俺が「希望の家で引き取らせてもらいます。そして居場所作りやこいつらの教育をさせていただきます」と伝える。
すると「君は猫さんと一緒ですね」と刑事さん。「俺はその猫フミヤの最初で最後の弟子ですから」といった。
すると「そうでしたね。狩場さんは、この警察に自首してきて、猫さんに僕たち警察が言われてしまったんですよね。猫さんは君と一緒に刑務所に入ると。そんで困って君を保護観察処分にしましたね。さてと、この少年は家に事情があるみたいですし、もちろん未成年で不起訴ですが、保護者は満さんですから、後の事はお任せします」と刑事さんがいう。そして警察を去る時、俺は一瞬だが頭を下げた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。