お仕置き部屋の説教
第4話
SIDE満
朝目が覚めて、俺はお仕置き部屋に連れていく。
こいつらに「今からお前らがどんな生活をしてきたのか聞くぞ」というと、「待って、隼人はまだ小さいから話が分からないと思う」といい、隼人に「そばに座ってろ」といい俺が椅子に座らせると、彩斗が今までの生活について語った。
「母さんが生きてる頃は共働きでさ、なんとかやっていけたんだよ。俺の父さんは職を転々としていたんだけど、母さんをすごく愛してたんだ。そして俺たちも当時は貧乏ながらにご、飯だけは食べれてたからね。でも母さんは無理をしてたんだろうと思う。でも何も言わないで父さんの仕事を理解しようとしてた。そして母さんは仕事を増やして必死に働いてた。でも、もとから身体が弱かった母さんは動けなくなってしまった。父さんは仕事をやめて母さんの面倒をみてたんだよ。だけど母さんは、よくならなくてそのまま死んでしまった。母が死んだ後の生活は父が働かなくなってしまって、お酒を呑むようになってしまった。それで父さんは僕らにお前らさえいなければ母さんは苦しまず済んだんだといい暴力を振るってきた。そして僕らに食事は一切与えずに、最初は家で食料で作ってたんだけどね。その食料が底をついてしまった。弟は小さいし食べささなきゃと思って、おにぎりを盗んでしまったんだ」と話した。
俺は「つらかったな。でもどんな事情にしろお店で万引きをしたことは許されることではない。彩斗は反省しろ」というと、隼人が、「僕もにいちゃんと反省する」と言ってきた。そして「ああ、いいだろう、今日一日呼びに来るまでここにいろ。トイレはここを使えばいいし、それからなご飯はここにあるからちゃんと食べろ」といい、窓は開けてるし、鍵をかけて、俺は夕方までこいつのしたことや、こいつらの家の事情を事務作業して、夕方になったとき、あいつらの反省部屋に行き、鍵を開けあいつらの様子をうかがうと正座をしてるし本当にあいつらは反省してるみたいだな。「よし反省終了」とあいつらに伝えてやると、足がしびれたのか、痛といいしばらく立ち上がれないあいつらを見ていた。俺はまったく手の付けてないご飯をみて「食べなかったのか」というと、彩斗が「ちゃんと反省してるとこを見てもらいたかったから食べてない」という。そして隼人も「俺も兄ちゃんと一緒だもん」というと、「これからお前らの歓迎会だぞ。出かけるから準備しろ」という俺。
そして希望の家を出るのであった。
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