第57話

ある日手紙が来た。相手は龍君のお母さんからだった。

私は見たとき、一瞬悲しい顔をした。だって龍君の本当のお父さんが自殺したと書いてあったからだ。それを龍君はオヤジ、自殺したのかというが、何とも言えない穏やかな顔をしていた。そして亮先生と結婚したことが綴られていた。今度亮が出張になった際にはそちらにお世話になりますと書かれていた。そして龍君はお母さんが笑う顔に幸せそうになっていた。

私は現在大学生で、栄養関係の勉強をして将来管理栄養士になるつもりでいる。そしてパラアスリートにもなりたい。毎日勉強と走る練習をしてる。そして龍君もスポーツ専攻科に行き、スポーツトレーナーになろうとしてるのだ。これはコーチからの勧めで自分たちでやってることなのだ。私は一年前食の質で低血糖を起こした。激しいスポーツで身体を極限まで追い込みすぎて危なかった。気づいた時、龍君に病院に担ぎ込まれたらしいのだ。幸いブドウ糖を点滴して事なきを得た。その時、龍君はかおちゃんの食事、野菜が中心でたんぱく質がすくなくないと言われてコーチにお叱りを受けた。その時病院で管理栄養士さんに指導を受けて、食事の大切さを実感した。そしてスポーツをするときは糖質もいれるようにすることによって、エネルギーが出来るといわれたため、私も管理栄養士になりたいといい、今大学で勉強をしてる。譲は譲で現在、車いすバスケをするかたわら、経済学の勉強をしてる。そして麗ちゃんはメイクアーティストになるために勉強してる。

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