第52話
ちょっとびっくりしたけど、お母さんと会えたからよかった。しばらくだきしめられていた。するとありがとう。というとそのありがとうはいろんな意味のありがとうだと受け取った。
そして龍君はこういった。俺、再発もしなかったよ。ありがとうねというと、お母さんはこういった。大きくなったね。龍。というと抱きしめていた。今度は龍君をだ。
そして何も言わずに私はこの旦那さんと出た。
君はなんちゅう無茶な子だ。本当にナイフとか持ってたらどうするんだよというと、そのことで思い出した。龍君がお仕置きって言ってたっけ。ああー痛いことされるんだろうな。と思った。ふふふ、でも、君みたいに強い子がいたなんて、それに妻が抱きしめたってことは龍君の彼女だって認めてるってことだね。というと、笑った。
私は今にも泣きだしそうで、お仕置きの事を口走っていた。
どんなお仕置きするのというと、マッサージで痛いとこ突かれて、挙句の果てに気持ちいい事も突かれて眠っちゃうんですというとくすくすと笑われてる。するとその人が彼は君の何ですかと聞かれて、彼氏兼トレーナーですというと、すごいなといった。そして私にお久しぶりだねというと、その人は私の命の恩人だったのだった。先生どうしてここにというと、僕はいくつも全国に病院があって、たまたま出張してたんだよというと、かおちゃんっていうからまさかだとは思ったんだよね。そのまさかだったとはね。というと先生が笑った。
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