第48話

俺はおじさんたちの家にかおちゃんと一緒に行った。

おじさん、すべて聞いたよというと出てきた。

そしておじさんは妻とは離婚したといってきたので、俺のせいだよねというと、違う。そうじゃない。龍お前のせいじゃないぞ。といってきたのだ。そしておじさんがこの女の子はと聞く。私、島谷薫といいます。というと、そっか。というおじさん。すべて話してくれた。

そして僕に謝ってくれた。今も借金の取り立てがあるというので、もし来たら私のおじいちゃんに来てもらいますというのだ。そうかおちゃんのおじいちゃんは弁護士だ。そしておじさんは僕にこういった。龍、お前の骨髄提供者はお前の母親だ。違う病院で骨髄液を採取したと聞いた。病院の名前などは知らないが、医者にドナー提供者が女性なのと一致したというんだ。龍は母親に捨てられてはないぞ。というと、おじさんどうしてそのことを今更というと、前にな。治ったかどうか知りたいって病院から連絡があった。その時は借金の取り立てがうるさくて俺も腹立ってたんだ。どうして弟のために借金の取り立てに怯えなきゃならないってな。でも後でわかったんだ。お前の父親に怯えてたんだってな。後な病院の名前はしらないが、その電話が母親の故郷の長崎からだったんだ。電話番号がディスプレーで番号が表示されてて、長崎だと分かったが、でもその電話をあいつが壊してしまって、変えてしまったからわからないんだよ。という。するとかおちゃんが龍君。おじいちゃんに調べてもらおうよと言ったのだった。俺は気になってることを聞いた。じゃあおばちゃんとなんで離婚したのと聞いた。すると、心当たりはあるかもしれないが龍が来る前から冷め切ってたんだよ。でも龍の面倒はあいつはちゃんと見るつもりだったんだぞ。龍がつなぎとめてたもんだというと、おじさん、本当の事言ってくれてありがとうという。すまなかったな。お前のお見舞いに行けなくてというおじさん。この人は本当はいい人。僕の父親をしてくれた人だって改めて思った。

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