第47話
お父さんとお母さんが龍君の事で話をしてそうで、私は母の動揺した声でこれはまずいと思って聞いていた。お父さんは龍君のおじさんは龍君を守ろうとしてあんな冷たい態度をとったんだよ。あの人たちが龍君の病気をしたときにお見舞いに来なかったって言っただろう。あれはね。来ようとしたらしいけど、やくざに追われてたらしいんだ。そんでこれなかったんだと。龍君が息子だとばれたら龍君が辛い目に合うからって言わなかったそうだ。そして龍君の本当のお父さんは弟らしい、お母さんの消息を探してるんだけど、自分がDVっていって暴力をお母さんは受けていて、行方をくらませているんだというんだよね。というと、親たちは一瞬ドキッとしたらしいが、龍君と私は聞いてしまったのだった。するとお父さんがさっきの話聞いてたのときいてきたので、こくりと二人でした。するとショックだった龍君に私はこういった。龍君、龍君の本当の親を探して龍君が言えばいいんじゃないかな。そんなことはやめてほしいって。だって本当の子に言われたらバカなことをしたって分かってくれるはずだよというと、そっか。かおちゃんに言われたらそうなる気がしてきたよ。俺、おじさん。親を探したいんだ。俺愛されていたのかを知りたい。愛されてないならどうして生んだって聞いて、納得する理由だったらキリをつけたいと思ってるし、もし俺の事を愛してるのに、父のせいで会えなかったなら、どちみちにしろ父のしたことを償わせるつもりだ。だから母には会いたいというのだ。
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