第36話

おじいちゃんは俺の事を気にいったようで、俺と寝たいというのだ。俺は快く了承した。じいちゃんは俺の事を気にいってくれたのはどうしてだろうとおもった。塔矢とはどういう関係かと聞かれて俺は正直に答えた。血液のガンかあ。それはまだ完治してないのかと聞かれたので、まだ半年後にもう一回検査をして何ともなければ完治したといっていいというんですが。不安か。そうか。龍君その不安でしたいことをあきらめてないかい。わたしはしたいことをして死んだ塔矢を誇りに思ってる。あの子は家に帰って家族と過ごすことがしたいことだったんじゃ。当たり前なのに。私はだから塔矢を誇りに思うよ。といった。もし再発したらしたときに考えたらいいんじゃよ。したいことをしたらええ。龍君ないのかしたいことはというと、かおちゃんとデートしたいというと、そうかい。それでいいと思うよというと、どこにいきたいんじゃというと、どこにでもといった。そうか。ならしたらいいと思う。龍君。塔矢はわしの孫でかわいかったが、君もわしにとっては孫のようなもんじゃ。だからなんでもいうたらええんじゃよ。というおじいちゃんはさてと寝ようかのというと寝た。俺に何ふりかまわずいびきをかいて。そして俺はうるさくて眠れず、畳の上に寝ていた。そして夜中かおちゃんが俺に抱き着いてきた。そしてこういう。好きだと。俺はそれを聞いたとたん心臓がはねた。そしてかおちゃん。俺も好きだというと、かおちゃんが寝ぼけてることを確信した俺は部屋に連れて行った。そしておでこにキスをして、俺は畳の部屋で寝たのだった。

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