第33話
かおちゃんのことが知りたくてお母さんに聞くことにした。すると、塔矢の事ばかりでかおちゃんのことにはかまってあげられなかったの。そんな時、かおちゃんはいつもこういったわ。私はいいの。それより塔矢の事を先に優先してあげてよってそういったの。それからかおちゃんが総合格闘技を自分で習い始めた時だってそう。試合にいけなくてかおちゃんに伝えたら、いいよ。好きで習い始めたの。ところで塔矢の身体はどうなのって。いつも塔矢の事を気にかけてくれてね。それで塔矢が亡くなった時だって、甘えたい気持ちをおさえて、私とお父さんの事を気遣ってか家事や出来ることをすべて自分の手でやっていたわ。だから今まで甘えさせてやれなかった分、かおちゃんのわがままはできることならかなえてあげたいのというお母さん。僕が入ってきてしまったみたいですみませんというと、龍君、かおちゃんのこと気にかけてくれてありがとうね。すごくうれしいの。本当に龍君がいてくれてよかったわというと、かおちゃんは本当に愛されてる。かおちゃんはそれに気が付いてる。だから素直なんだと思った。
そして寝た俺。次の日起きるとかおちゃんが僕の部屋にきて龍君おはようというのだった。かおちゃんが下着姿だと知ってしまった俺は真っ赤になってしまった。
かおちゃん。何回も言ってるけど下着はやめてくれないというと、そっか。ゴメンといい笑いながら服を着替えに戻った。
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