第18話

待つ間は龍が手を貸してくれた。龍の検査結果を一緒に聞きに言ったら、毎回不安で仕方ないみたい。で病院に行くと舌打ちを何度か聞いた。こんなに弱さを見せない龍と手をつなぎ呼ばれるのを待った。

すると呼ばれたので言った。先生はこういった。龍君、少し考え方を変えようか。と言われた。そして再発は今回はない。でもね。龍君は一生懸命痛い治療にも耐えたんだ。すこし自分をほめることもしないとね。というと数値を見た。前回とは変わらないけど、少し高いからって心配しなくていいよ。という先生。

薫ちゃん、付き添いも大変でしょ。舌打ちされると。ごめんね。龍の癖でね。という先生。私は全然。普段は落ち着いてクールな彼も好きですけど、こっちの彼も・・・・というと先生が笑って、いいねえというと龍は真っ赤になったのだった。私もいってることで真っ赤になってしまった。先生が次の受診の時は1週間入院できる日を予約しておいて。骨髄液を取って調べるからと言われて、龍は舌打ちをしたので不安なんだろうなと思ったが、先生はこえーよというと私と龍は帰った。

次の受診は夏休みにしたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る