第11話

私の机を見るとやっぱり花を飾ってあったため、車いすの譲くんが怒った。やったの誰というと相当切れていた。すると手をあげた。そいつの所に向かっていくと、かおちゃんが死んだと思ってるんだね。生きてるじゃないか。彼女は一生懸命に生きてる。僕はこんなことして面白がる奴が最も嫌いなんだよ。自分にされて嫌なことはしないのが社会人としてのルールだろうというと、彼は体当たりをした。そして何事もなかったかのように、飾られた花を譲くんが片づけてくれていた。譲君、しなくていいのにというと、先生に堂々といった譲君。こいつらが机に花を置くから怒ったんだよ。というと、譲の言った事は正しい。先生は譲の人間らしいことを知ってる。だからお前を今回は怒れないというと、先生は私に島谷、辛い思いをさせてるのはわかってた。ごめんなというと先生はクラスで会議を開いてくれてみんなにこういった。今回ミーティングを開いたのは島谷の事だ。島谷は足がないことはたしかだが、こいつももとは普通におしゃべりが好きで誰にも優しい子だってことをみんな知ってるはずだ。好きでこうなったわけではないということ、みんなにわかってもらいたかったんだ。こいつは普通に歩道を青信号で歩いていたんだ。車がトラックに突っ込んできた。そしてトラックに乗ってた荷物が落ちてきてこうなっただけだ。そして命を取ることを選択しただけで、こいつは何も悪いことはしてないはずだ。みんなもわかってるだろうが。気づいた奴は謝ることだ。先生は別にお前らをとがめたりはしない。でも気づいた奴は謝ればいいと思うんだぞ。というと、先生は島谷これでいいかというと私は頷いた。

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