第8話
今日は学校に行く日だ。久しぶりに制服を着ると、スカートだったため足がないことに気が付いた。義足を作るには時間がかかって間に合わない。お母さんはスカートで行くというと悲しい顔をしたが、私を辛い目にあわしたくないのが親心。でもスカートで行くといった以上はかおちゃんは強いから大丈夫ね、でもこれだけは覚えておいてね。お母さんたちはかおちゃんの味方だからと言って送り出してくれた。竜君は私にこんな話をしてくれた。塔矢も言ってたことあった。周りがじろじろ見るって。子供たちに心無いことを言われたこともあるらしいぞ。足がないぞって。塔矢は覚悟していってたけど、かおちゃんが辛い目に合うこともあるからというと、私はとっくに嫌がられる覚悟はできてるよという私に龍君はそっかというのだった。
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