第6話

聞いた俺は、塔矢の妹はちゃんと生きてるんだ。俺がしっかりしなきゃどうするんだ。と思い、リハビリを頑張ることを約束した。

塔矢も頑張りもの屋だったことを俺は知ってる。

そして先生が血液検査を持ってきた。結果は今回は再発してなかったと知った。骨が再生し始めてるから少し値が悪いんだと思うけど、気にしなくていいからというと、するとかおちゃんがおめでとうと言ってくれた。そのにこりと微笑んでくれる彼女に一目ぼれしたのだ。

俺は後一年血液の検査が良好なら大丈夫だと言われた。

そして、俺は退院したのだった。

その夜、俺は両親になんで見舞いこねえんだというと仕事が忙しかったというのだ。俺が白血病だと分かった時だって、入院中も来なかった。

そして俺は切れて、出て行った。バイクは乗らずに。

塔矢をうらやましかった俺は、塔矢に怒りを爆発させたことがあったな。そんな時でも寂しい俺を気つかってか、俺の親かしてやるよといい、お前の親と俺で、僕の好きなももゼリー買ってきてよといって売店まで一緒にしてくれてたっけ。お前んとこの両親は俺を竜君と呼んでくれて、病気が治ったら塔矢は一番いい薬になるんだ。だから君は血液のガンに勝ってほしいといつも励ましてくれて優しかったことを思い出した。公園で過ごした俺。そして家に帰ると竜君の寂しいのに気づいてやれないのはどういうことだと怒鳴り込んできていた。それを聞いた俺はびっくりした。塔矢のお父さんだった。どうしてここにと思った。すると俺に気づいてくれた俺に竜君と言われて、パチンと叩かれた。そして俺にこういい、抱きしめてくれた。心配したよ。どこにいってたんだい、薫に聞いたんだよ。竜君に会えなかったから私も寂しかったんだよ。元気になってよかった。でも家出して風邪でも引いてしまったらどうしようもないだろうというと、俺は薫の両親がこんなにも暖かい人で、俺の家の両親に怒鳴り込んでくれたんだなと思った。

うちの両親は俺にこういった。お前は小さいころから厄介者だった。出ていけ。と言われて、ショックだった。

そして塔矢の父ちゃんは、最低だなといい、殴り掛かったが、俺が割って入った。そして、竜君、君はこの家にいる必要はない。僕が君を家で預かるよといってくれた。そして俺は荷物を持って塔矢の父さんと一緒に出て行った。

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