マサキの事件簿

第31話

SIDEマサキ

あのマサキさんってどうしてサオリ先生と出会ったんですかと聞くアリサちゃん。

サオリとはね電車で一目ぼれしてしまったんだよね。という俺。

サオリあの容姿じゃんか。当時から痴漢とかにあってたんだよね。あいつ弱弱しいからさ。嫌とかいわず我慢してしまうんだ。俺が見つけてさ、外出たときに声かけたんだよね。ちょっと交番に行きませんかっていったけど、サオリは嫌がってたんでね。あいつ、証拠を持ってからじゃないと相手にしてくれないのがいやなんですと言ってきたんだよね。俺はその時サオリの事が心配で家まで送ったんだよね。

じゃあ次の日、また同じ電車に乗ったんだよ。その時俺は痴漢してるやつをみてしまったわけ。俺一応鑑識だから名乗れるんだけど、サオリが知ってしまったら嫌がるって思って言わなかったんだ。

でも見てみるふりをしないほうがいいと思って、必死に痴漢の手を握ったんだよね。

次の駅で降りて、そいつを交番に突き出したんだけどさ証拠がないって言ってたんで、サオリさんがあるものを突き出してきた。サオリさんには似つかないものだったんで、男のハンカチ、これがバックの中に入ってたのというと、俺は警察を名乗ることにしたんだ。今までごめんなさい。俺警察です。鑑識の藤崎マサキといいます、一瞬固まった交番の人とサオリはびっくりしてた。

このハンカチは誰のものか証明しますよ。DMAを調べればねという俺に犯人はごめんなさいと自供したんだよね。

サオリがね。笑ってたよ。そして俺も告白したんだよね。

僕は、あなたに一目ぼれしました。もしよければ友達として付き合ってくださいって言ったら、いいのって言ってきたんだよ。

私もあなたの事あなたの正義感に惚れました。付き合ってくださいっていってきたんだよね。

そんでデートを重ねていくうちにいつしか結婚を考えたってわけっていうと、アリサちゃんは、いいなといい、呟いて、俺は甘いコーヒーを飲んで思い出に浸っていた。

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