ゆかいなバンド仲間
第12話
SIDEマコト
今日はバンド仲間と仕事の打ち合わせがある。
今回は俺の家に招いた。
そしてアリサを紹介してやることにした。
いらっしゃい。
「誰こいつ」と聞かれた。
俺の副業の話をしたことがなかったので、ツヨシさんに一から説明するよという
俺は保護相談員という資格を持っていて、この子は親に虐待されて、俺がこいつを引き取ったんだと話すと、
ツヨシが口を開く。育てるのお前が?とびっくりした表情をする。
うん、そうだよ。お金は副業で支援費が少しは出るからね。
その時だった。遅れてゴメン。リーダーどうしたの?と悪魔の恰好をしたやつが現れた。
アリサは俺の後ろに隠れて、怖いと言ってる。
リーダのツヨシさんが、アキラいつもその恰好させてるからな。アリサに大丈夫、アキラっていって俺たちのドラム担当してるやつで姿は恐いかもしれないけど、根はすごいいい奴だからさといってやるとアキラは、いいんですよ。俺はいつもこんな格好をしては子供に恐がられてるんですから。というアキラは落ち込んで今にも泣きそう。するとアリサは、怖いなんて言ってごめんなさい。私はここに暮らすことになったアリサですというと、アキラはああーこの子がサトルが言ってたアリサちゃんですね。俺はドラム担当のアキラですよろしくお願いしますねという。実はこの格好で自転車に乗ってきて、気にしないで毎回これなんだからと笑うと今回も職務質問にあって俺の恰好のことでサトルさんが事情を説明してくれてさ。毎回わるいなっと思ってるんだけどさと話すアキラに同情する俺たち。さてとあいつだけだな、遅刻魔だからなあいつはとツヨシさん。リーダーいいの、あいつまたひょっこり現れて泣かれるよとアキラが言ってると、突然、玄関からこそこそと現れたその人はカラコンを入れたマサキだった。今日は青いカラーコンタクトだが、この人が遅刻魔のわけは家が遠いところだからだ。よく来てくれたねという俺にマサキは俺遅刻魔じゃないといってツヨシさんに泣きそうに言ってるので、ツヨシさんもこいつに泣かれてはいけないと思い、すまんついいつもの癖でという。マサキが君がアリサちゃんかよろしくねと話す。どうして知ってるのと顔をするアリサにこの人サオリさんの旦那さんだよといってやる。
ええーサオリ先生の旦那さんとびっくりしてる。
そうだよサオリは今日は実家でお手伝いしてるんだけど、本当は来たかったみたいでね。アリサちゃんによろしくっていってたよと伝えるマサキさん。
俺たちは平日はちゃんと働いて休日にバンドしてるんだよ。とツヨシさんが話す。
俺は病院で事務員をしてるとツヨシさん。
アリサが意外という顔をしてると、ツヨシさんが一応俺頭いいんだよといい、ははは意外ですねって顔してるけどさ。俺の仕事を想像してたのかあ、もしかして工事現場とかにいる感じだとか思ってたんだろう。その顔図星だよなアリサちゃんよと言って笑いを誘う、アリサはあははと笑ってるし。俺も思わず笑いをかみ殺す
僕は一応役所務めだよ。普段はこんな姿してないし、ちゃんと素顔だよというアキラは公務員だ。するとアリサちゃんおかしいよね。俺が職務質問なんてというと、その恰好で出歩くからだよとマサキがいうとだってツヨシさんからこのかっこうでこいって言われるんだもんというとツヨシさんが俺は無理強いした覚えはないという。最初は無理してたんだけどね僕。今じゃこの格好大好きなんだよね。というアキラは職務質問なんて受けれるもんではないし、一応警察官だって犯罪者を取り締まるのが仕事で仕方ないしさ。でもサトルさんがいなかったらあの場でこれだよっといい逮捕のマネをする。
マサキさんはというと俺も一応警察官だよというマサキさん。マサキさんも警察官なのというと、俺はね鑑識のエリートだよという。俺の副業は知ってるのはマサキさんだけみたいだったから、マサキさんはマコト、お前はよくアリサちゃんと話し合ってこうして暮らしてるんだけど、俺たちも頼ってよという。まるでゆかいな音楽隊みたいだねとアリサがいうので俺たちも笑顔になった。
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