離れたくない

第11話

マコトさんは私に考えてほしいと提案を出した。

俺は一応男だし、お前が嫌なら施設か里親に預ける。だから今は答えを出さなくていいから1週間考えてほしいと言ってきた。

一週間過ごしてみてもし嫌ならかあ。どうしてかな。

男ってことも知ってるし異性が一緒になってはいけないという決まりでもあるんだろうか。一応部屋は別々だし、この部屋にはトイレもお風呂もある。鍵もかけられるようになってるし、ノックして入るって決まり事もつけた。マコトさんは私と暮らすのがいやなのかなそう思ってたある日の事、私がリビングに行くとマコトさんはどうしたのっと話しかけてきた。

ちょっと何か飲み物でも作ろうと思って、マコトさんもいりますかというとマコトさんはああーコーヒー頼むという。お湯を入れようとしたとき、お湯が手にかかり、熱っという私にマコトさんは「大丈夫かい」と声をかけてくれた。

ああーすぐ入れますからというと大丈夫だからといって自分でコーヒーをいれているマコトさん。

アリサがいけない子だからとぼそっと私が言うと「どうしてそう思うの」と聞くマコトさん。

私、お皿割ったし、今回もそうやってマコトさん自分でいれてるし、だから一緒にいちゃいけないのという私に、アリサそうじゃない。アリサは一生懸命やってるよ。アリサは僕の事恐くないの。男だし、いつ男の顔がでるかわからないよ。僕だって本当は別れたくないし、君の事は好きだ。だから言ってるんだよ。君の保護した相談員として君といたいとは思ってる。だけど自分が男だから恐い。

そっか、私はマコトさんなら襲われても平気だよ。マコトさんの事好きだから。私はマコトさんと一緒にいる。だから。お願い、私の保護者として一緒に暮してよ。離れるなんていやだよ。

というと、マコトさんは「わかった。後悔しないでよ。君がそうしたいってならここで暮らしていいよ」と笑いながら言った。

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