見守っていく

第10話

SIDEサトル

アリサちゃん、無理はしなくていいと言った俺は、彼女の手の震えを見た。そして無意識に手を握った。

マコトがアリサ話してごらん。俺は無理には聞きたくないけど、話せることがあったら話してごらん。というマコト。

彼女が少しづつ語り始めた。

私のせいでお皿が割れたときお母さんが怒って、監禁部屋に連れていかれて私の体に火のついたタバコを押し付けた。とアリサちゃんが話す。そんな恐ろしいことを・・・・。とマコトが続ける。アリサ怖い思いをしたね。アリサは悪くないよ。アリサが悪いって思ってるだけでアリサは悪いことしてない。お皿をわざと割ったわけではないしアリサは悪くないよというマコト。俺が皿を方付けてると、アリサちゃんは手伝おうとするから、アリサちゃん大丈夫だから方付けてくれるのはありがたいけど怪我するといけないから俺が方付けるから休んでなという。

するとそうさせてもらいますといい、ご飯のできるまで休んでもらうことにした。

マコトはご飯を作りながらも彼女を気に掛ける。

俺も散らばってるお皿の破片を片付けながら、アリサちゃんを見ている。

そして、マコトとアリサちゃんと俺三人で食事する。

いただきますといい、おいしいと笑顔になって食べるアリサちゃん

もっともっと彼女の笑顔が見たいと思った。

そしてもう寝ますというアリサちゃんにおやすみさいといい部屋まで見送った。

そしてリビングで話をする。

サトル、俺さあいつを手放したほうがいいかな?と聞くマコト。

俺がどうしてと聞くと、あいつは一応女の子だから。

ああーそういう事ね。でも俺は一応刑事だから、お前が悪いことしそうになったら止めるよ。とりあえず、あの子に嫌かどうか聞いてみなよ。と言った。あの子はここにしか居場所がないわけじゃないしな。そのことを話した上で決めようと思ってるよ。

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