何か引っかかる

第3話

SIDEマコト

すみませんといい袋に一緒にいれているとき、俺は暑いのにどうしてこう分厚い半そでをきてるんだと思った。

俺は相談員の職歴もあるためそういうのに敏感である。

すみません拾っていただいてと頭を下げて俺にお礼を言ってくる彼女に「俺はマコトっていうんだよろしく」というと、「私はアリサといいます」という。こんなに買い物どうしたの。親は?というと私の仕事でしてという彼女はどこかしんどそうにしてる。

そして帰っていく彼女を見守って、俺は自分の家に帰る。ちなみに俺の家は広い。部屋がいくつもあって、俺は窓に木が見える部屋を使っている。俺は一人で暮らしてる。そして家につくとまず自分の部屋のパソコンを立ち上げ同じ職歴仲間とサイトを使って話してると「最近、ちょっと厚手の半そで流行ってるの」と聞いて仲間がびっくりして一人の女の人が電話をかけてくる。

「なに言ってるの。最近ダサいよ。厚手の半そでなんて」という彼女は保健医と相談員の職歴を持つサオリという人だった。サオリさんは結婚して旦那さんもいる奥さんだけど、俺の職歴の先輩としてこうやってアドバイスをくれるいい人だ。

俺は名前を伏せて、彼女の事を話してると、サオリさんは、きっとあんたのカンは当たってると思うよというけど。自信がない。

という俺にしばらく様子見てみたら、それとこんど名刺を渡してみたらという。この彼女のアドバイスがどういう影響を及ぼすかその時、知る余地もなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る