第39話
そして日曜になった私は家に帰った。
ただいまというと親たちは出てきて葉子といい泣きながら「よく、帰ってきてくれたな、よく生きててくれた」というと、私は泣いてしまった。よかったというと、しばらく泣いていたのだった。
大地はその間、黙ってただ嬉しそうにしてみててくれた。
お父さんとお母さん。ごめん。というと、あんたはよく頑張ったね。生きてくれたのは隣の人の存在だねというと、うん。という私。
奥村大地といいますというと、先生。ありがとう。娘はあんたのおかげで心の傷を広げることもなく、こうして会えた。お礼をいうよというと先生がこういう。娘さんを僕の嫁さんにください。という先生に父は、葉子はどうしたいんだ。と聞いてきたので、お父さん、私この人と付き合いたいといったのだ。父も母もそっかというと、娘を守り抜いてきた君だ。今度は娘を幸せにしてやってほしいというと、はい、必ず幸せにしますと大地がいってくれた。
帰ってきて、ゴマがニャというと、ああー俺の幸せに気づいておめでとうと言ってくれてるのかなと思ったらしい先生。
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