第33話

わしは警察にいた。被害者の弁護士としての仕事を処理していると、琴原さんと警察に呼ばれる人物がきた。

ああー今日、結構調子いいけど、こんな事件が起きるとうちの康子の事を考えてしまうよというが、そうこの人は妻を亡くした人。

そして、葉子ちゃんの居場所の情報を集めてくれてありがとうというのだ。被疑者はどうなのというと、刑事さんがすっかり容疑をみとめてますが、実刑は免れません。といった。

康子の事件の男は殺人罪が適用されたからね。今回のは殺人じゃないから執行猶予付くんじゃないのというと、そうかもしれません。我々としてはついてほしくないのですがねというと、とにかく被害者の心境を考えてほしいけどねというと、二度と起こさせないように我々としては頑張るしかありませんというのだ。

そうじゃな、わしの仕事は終わったが、葉子さんに会いに行こうかねというと琴原さんは俺も帰りますといい、一緒に帰ったのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る