第14話
俺は兄貴を𠮟った後、飲んだ量を確認した。ワンシートだった。それから昨日は帰った後、なにしてたのと聞いて、あまりにもしんどかったから横になってたというのだ。それが近所の人に怠け者だって言われた原因だろう、それが兄貴を追い込む原因を作ったんだろうなと思った。そしてお水を持ってきてくれた葉子にありがとうねというと葉子はすごく心配してた。兄貴とにかく水飲んでというと、素直に飲む。しばらくベットに寝ててよ。バカ兄貴」というと、葉子がこういった。「お兄さんのバカ。死んじゃうとこだったんだから」というと、泣いていたのを見た兄貴は、「ゴメン」といった。兄貴が気が付いた。「あっそういえば今日は会社に連絡してない。後で社長に心配される」というと、俺が「社長は忙しいしな。兄貴を多分心配してる。まあ社長には俺が電話しておくから」といい会社に電話を入れたら、社長は緊急事態であることを察して、「琴原の事をとにかくお願いします」というと電話を切った。俺は社長に心配させた兄貴がちょっとうらやましかった。でも俺は兄貴に今回の事を少し重く受け止めさせなければならなかったので、ベットに拘束具をつけて兄貴を縛った。俺はこういった。兄貴しばらく反省だねといい一人にさせた。一時間だけだけどね。一時間して兄貴に会いに行った。兄貴は今回は心配かけてごめんなさいといい反省してたので拘束具をほどいた。俺は兄貴に提案した。「兄貴ちょっと話があるんだけど、兄貴を一人で暮らさせるとまた同じことになりかねないから、一緒にここで暮らす事。それか入院するのとどっちがいいと聞いたら、「入院は嫌だ」といい泣きつかれたので、「わかったから。兄貴。それと薬も戻すよ」というとゴマが顔を出しニャと言ってきた。ゴマは兄貴の肩に乗ると顔を舐め始めたので「くすぐったいから」とか「わかったから」とかいうので俺はゴマに「好きなだけなめてやれ」といって自分の部屋に帰っていった。
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