第11話

「ただいま」と帰ってきたとき、お兄さんはリビングでコーヒータイム中だった。

買ってきたものを一緒に運ぶという気遣いも見せてくれた。大地と呼ぶと、「俺、明日会社が午後から出勤でいいって言われてさ。なんかしなきゃいけない事あるかな」って言ってきた。すると「いいよ。体調整えてあんまり頑張らないようにしないとね」というと、「そっか」といった。

「じゃあ俺帰るから葉子ちゃんまたね」というと帰っていった。

「先生」って呼んだら、「葉子ちゃん、俺の事名前で呼べない」って言われた。

「大地さん」と呼ぶと、「まあそれでいいかな」といい、嬉しそうにしていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る