第9話
次の日、ゴマが玄関にいた。そしてその人が入ってくると餌をもらっていた。すると「ふーん君が大地のいってた同居人か」というと、私は思い出した。「もしかして」と思っていると先生が出てきた。「おはよう、毎週毎週悪い」とあやまる先生。すると、これが僕の日曜のたのしみだよ」と笑いながらいう男の人。すると兄貴だといい紹介してくれた。するとお兄さんは「僕は琴原真だよ。よろしくね」といい自己紹介してくれた。
「ゴマの餌やりを始めてから僕は結構調子が良くなってきたんだよ。会社にもいってるし。ゴマが俺の餌を心待ちにしてるのがうれしいしね」というお兄さん。するとゴマがご飯を食べてる。それをながめながらニコニコしていた。
お兄さんと先生にコーヒーを入れて持っていくと「ありがとう」といい飲みながら、「明日から葉子ちゃんは留守番と猫の世話と兄貴の調子が悪い日、俺がここにつれてくるから、面倒見てあげてね」と言われたのでお兄さんは、「葉子ちゃん、俺がうつ状態になっても元気つけなくてもいいからね」という。「それってプレッシャーになるからですよね」というと、そうそう、そういうときは見守ってほしい。ただそうなるときはめったにないようにするからね」という。大地先生が「ちょっと葉子ちゃん、買い物に行くよ」というので、「僕はゴマといるから」というと私たちは出かけた。先生と出かけた先で、先生は「姉貴はストーカーに殺されたんだよ。兄貴は殺された現場を見たショックとかいろんな要因があって鬱になってるけどよ。兄貴に自分が頑張れそうなときは今みたいに落ち着いてるから頑張れっていってやってもいいけどな。無表情の時は何も言わずにいてやってほしいんだよ」というと、「はい」という私。
そして服や生活品などを買いに行った。
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