第7話
そう、僕が同伴で調べていたのは、両親の連絡先だった。
さっそく両親に連絡を取った。
電話で葉子さんそっくりの声の主が取次ぎをしてくれた。「二宮です。」というと「あの葉子さんのお母様でしょうか。僕、大地精神病院のものでございます。こちらに葉子さんを預かってまして。」というと、「葉子は大丈夫なんですか?」というと。「はい、お嬢さんは無事です。こちらで保護しております。今はとりあえず葉子さんが会いたいというまでは会わないほうがいいと思います。しばらく今後の世話は僕がします、というと、「そうですか。先日、実は「葉子の同級生から連絡があって家出したのは、ネットに流れてるもののようだと開けてみたところ、私たちも愕然としてましてね。娘がというと泣き始めたのでびっくりしたが、お母様もショックだったと思います。その話をしたくないものだとも理解していますし、葉子さんが話せるようになるまでこちらとしては見守りたいと思いましてね。主人はそれの事で被害届を出しに行きまして、でも本人ではないと受理されないそうなんです。というと。そうですか。お母様、葉子さんが心配だとは思いますが、僕が責任をもって保護しますので、なんかあればこちらから連絡させていただきます」というと、「ありがとうございます。お願いします」といい電話を切ったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。