第2話

病院に来て驚いた。きれいな病院で病院じゃないのかと思ったけど、確かに病院だった。

そして私を助けてくれた人物はそこの精神科医だったのだ。

「せめて名前ぐらいは教えてくれないかな」と聞かれた私。

「葉子」とだけ答えた。

すると、触られそうになったので、とっさに庇った私。

「そっか。怖いか。とりあえず、君のことがわかるまではちょっと観察させてもらうね。とりあえず服が汚れてるからこれに着替えて」と言われた私。「あっ失礼、女の看護婦さんに世話してもらうから」と言って部屋を出て行った。

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