章タイトル未設定
第1話
あるビルの屋上で自殺をしようとしてた私。
私の名は葉子(ようこ)という。
それを見てた人物たちは、「自殺なんかやめてくれ」とか、「君はまだ若い。だから」とかいうのだ。でも私が自殺をしようとした理由をこの人たちは知らないから言えるのだろう。
それはさかのぼると半年前、私は自分の彼に児童買春の被害者にされたのだった。その彼との出会いはちょうど1年前。私をナンパしてきたのだった。そして初めてエッチをしようとした日、彼に呼び出されて男の人たちがたくさん来ていた。その男たちが私の裸の写真を撮った。突然の事だったから「やめて」とか言えなかった。そしてその男たちが彼にお礼を言っていたのだ。
「お前高く売れる」って言われた私はそれが児童買春だとのちに気づかされる。
そう私の写真はネットを通じて流通していた。
私は警察に行こうとしたが、彼らに知られるのが怖かった。
そしてある日の事、彼がこういった。これからも頼むなと。そう彼は私を売ることしか考えてないのだ。
私は親に知られるのが怖いため、都会で自殺をしようと計画し、そして今に至る。
一人の男が私を説得しに来た。その男はこういったのだ。
「自殺したいっていうなら理由を言え。言わないならとりあえず生きてほしい。自殺ってのは人を殺すのと同じだ。自分を殺すということは人を殺すのと同じなんだぞ。自殺しようとするならお前の命を俺に委ねろ」という彼。私はその通りだと思い、「わかった。自殺はしないよ」というと彼のいるほうに向かった。
彼が近づき、私を抱き上げた。そして「女の子を保護しました。」というと、屋上にいた人物が救急車を用意し、私を病院へと運びこんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。