第65話

カナさんは思っていた。やっぱり昴君。私がお兄さんにやられていたことで気にしてるんだ。私の事汚いと思ってる。と心の声が声に出てしまった。すると、カナというと、言ってしまったことで昴君怒ってると思ったが、カナは汚くなんかない。俺前にもカナに話したよね。Hなんてしなくても俺は別にカナを嫌いにならないって。でも俺はカナとしたいんだよ。シテいいと聞いてきたので、こくりとした。この日初めて私を昴君は抱いてくれた。それがうれしかった。愛してると何回もいいながら。こんな私でも彼に愛された。それがうれしくて彼にありがとうと言った。またカナはこんな私って思ってるの。俺ね。カナだから、待っていた。待つことが出来たんだ。こんなって思わないでくれよ。カナ。俺はカナだから愛することが出来たんだ。という昴君に、ありがとうって言った。そしてカナと昴の恥ずかしい夜は終わったのであった。

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