第58話
幸人も少しいいかというと話をし始めた。こいつはゴリラの子供だ。引き取り手がないって言うから、俺んとこで引き取ろうと思ってなというと、幸人さんはこういった。弘紀というと、幸人かってなことだとは思ってる。でもこいつらを放ってはおけないというと、怒ってない。勝手なことじゃない。僕に相談もなしにとは思ってるけど、でも、僕らに子供もいないし、僕ら二人が暮らすにはこの家は広いっていったことがあるもんね。だから僕は歓迎するよというと、文香、お前大きくなったな。お父さんに似なくてよかったな。お母さん似でなという弘さん。すると一度だけ父と会ったことのある弘さんですよね。というと覚えてくれてたのねというと、お姉ちゃんは、ここで生活してもいいんですかと聞いたら、うん。いいよというのだ。そして僕に弘さんにこういった。療治。はじめまして。俺は福井弘紀だ。よろしくというと、幸人さんは二人ともはじめましてというと、僕は福井弘紀のパートナーの幸人ですというと、俺たちはゲイですというと、僕は唖然とした。すると療治。僕の膝においでというとポンポンとした。弘さんは怖い顔をしたが、弘紀妬かないというと、チェという。そして僕は幸さんの膝に座ると、幸さんにちょっとお姉ちゃんは弘と話したいことがあると思うから、僕と向こうの部屋でジャガと一緒に遊んでようというと僕は姉を見た。姉が頷いたので僕は幸さんと一緒に隣の部屋に行った。
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