第46話

それに正人も同席してくれた。昴君は元気にしてるみたいで安心したというと、僕は自分の過ちを謝った。するともう、お前今立派にやってるみたいだしいうことはないな。多紀さん、お前にあったって聞いたよというのだ。多紀さんは多忙で忙しそうだが、僕と会ってくれた。そしてこういってくれた。この町の人たちは、すべて知ったうえでお前を引き受けてくれたんだ。そんな人たちはいつもお前の様子等を連絡してきてくれたんだよ。正人君も僕にこう言ってくれたんだよ。正人君は義郎君のことは、僕に任せてもらっていいですよ。それより、お忙しそうですね。っていつも仕事が舞い込んでくる僕に遠慮してくれていたけど、正人君にはこう言っておいたんだ。僕は義郎のことは君に任せてる。僕は君から義郎の話を聞くだけで、君の心がどんな状態か知らないけど、君はしっかりしてる。義郎がもし何か悪いことをして、法を犯してしまうようなことはすぐ僕に連絡してといっておいたんだけど、正人君は法を犯すことのないように、義郎を見守ってくれていたみたいだね。よかった。そういう正人君が君の友達で、義郎、20になったけど、今度はお前が正人君を助けてやってというと、僕は頷いた。そして多紀さんが帰っていった。多紀さんの約束を守るため、僕は正人と町おこしのお手伝いをしてるのだ。

すると正人が黒後というと、正人、元気かというのだ。ああー元気だぞというと正人、お前がまさか友達だったとは。つうか、鬼将軍ってお前の事と聞くと芳郎は慌てた。そう鬼将軍ってあだ名で書かれていたことに正人がにこりとして怖い。芳郎というと、はいと言ったら、鬼将軍ってなにとにこりとして聞いた。ある日の事だった。僕は乱暴な口調でじいさんとばあさんを怒っていた。理由は僕の勘違いで、僕の靴下をどこ置いたんだろうと思うと、おじいさんとおばあさんに隠されたと思い込んでしまった。正人が隠す人じゃないよというと、覚せい剤の影響もあり、禁断症状でイライラしてた僕に正人がおじいちゃんとおばあちゃんは隠したりとかしないよ。芳郎は自分が部屋にしまったのを忘れてるだけじゃないのかという。そして探してあったのを正人がほら、おじいちゃんとおばあちゃんに何ていうの。謝るんだよねというと、俺はすみませんと謝った。おじいちゃんとおばあちゃんは許してくれたけど、正人が俺を縛ってこういった。芳郎、僕は君に約束したよね。禁断症状で暴れたらこうするって。しばらく反省しなというと、俺は正人のしてることは鬼将軍だというと悪かったね。俺は鬼将軍だけどさ。お前さあ。少し冷静になって考えないとダメだよ。俺から言うけど、ここの町の人たちはね。いい人たちだよ。本当に。暮らしていくとこがない義郎に家を提供して見守ってくれてるんだよ。俺の家族と同じだよ。おじいちゃんとおばあちゃんは物をとったり隠したりとかしねえよというのだ。そして鬼将軍に言われて俺は、その通りだと思って、しばらく涙を流し続けていたのだ。なあ。大丈夫だから。芳郎というと、俺をよしよししてくれた正人。本当にこいつに言われたことで落ち着いてきたのだ。俺はそれからこれは病気なんだと思い、正人といる間にと思い禁断症状を断とうと努力したのだ。

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