第43話
朝になるとおっさんに抱きしめられていたのだ。おっさんというと、今日から二日間いないけど、寂しがらないでといったら、おっさんはお前もだぞと言われた。今日から2泊3日の修学旅行だ。私は学校にも行った事がなければ、行事というのを知らない。楽しみと不安が入り混じった感じだ。そして修学旅行の荷物とともに学校に。バスに乗ったその時だ。昴さんだと思ったが、添乗員さんなんだなと思った。学校を出発したその時だ。昴さんがみなさんおはようございます。というと添乗員の黒後昴といいます。俺の事は昴でいいからそう呼んでくださいというと、雪香があの人かっこいいといった。そう昴さんはかっこいい。奥さんも可愛い人なんだというと、知り合いなの、いいなというと、幸さんが昴。お前モテモテ。カナとはどうなのと聞かれるとラブラブですよというので、女子は結婚してるのと聞いてショックをうけているのだ。美空あんたは知ってたんだというと、うん。というと、先生の教え子なんだってさと言った。すると雪香はふーん。ああーどっかで見たことがあると思ったら、あの人ってバンドWのボーカルだよねというので、雪香はわかってしまったみたいだ。そう昴さんはバンドのボーカルをしているが、こっちは本職みたいなものだそうだ。雪香、よくわかったねというと、うんうちのお兄ちゃん、そのWのドラムしてるよ。というと、お前吹雪の妹雪香じゃねえか。どこかでみたことあるような気がしたわというと、今日はさすがにギターの翔はいないぞというのだ。翔というとわーと慌てた。昴さん、お兄ちゃんに言うとお兄ちゃんに翔がにらまれるからやめてねというのだ。分かった分かった。びっくりしたわ。まさかだもんなというと、結婚してたんだ昴ってというと、ああー、奥さんと俺はこの学校の中等学校の時の同級生。奥さんもユッキーの教え子なんだよ。というと、へえー。今も変わらずなんだ。ユッキーって。
ああー俺らの頃も、先生と呼ばないでと言われていたから、ユッキーって呼んでいたぞ。というと、スバルはおもいふけていた。
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