第24話
おっさんが迎えに来てくれた。職員室で話をしている間保健室にいた私。そしてもう帰ろうってことになったので車に乗るとお見送りに弘さんが来てくれた。じゃあなお父さんというと、ああーという弘さん。おっさんというとなんだと聞いてくれる。おっさんはいい人に恵まれていいなというと、そっかというのだ。お前もこれからいい人に巡り合うぞ。大丈夫だといいニコリ微笑んでくれた。おっさんの笑顔、なんかかわいいと思ってしまった。で今日はどうだったというと、すべておっさんに話した。友達が出来た事、調子が悪くなって保健室で寝てたこと。そのあいだも弘さんが付いてくれていたこと。
緊張してたんだな。お前。まあお前はよく頑張ったなというと、へへへそうかなというと、家に着いた。
そしてご飯を食べていた。その時だった。パラリンピックの特集を見ていたら、あれって幸さんだと思った。それを見てびっくりした。幸さんのスーツ姿しか知らない私はおっさんに幸さん。かっこいいと言ったら、ああー若い頃かあ。ユニフォーム姿だ。お父さん。キツネって言っていた人、あれコンコンだ。コンコンもキツネって言われていたけど若いね。俺コンさんの事好きでな。いつも夏休み預かってもらってたんだけど、そこにいた敬とよくいたずらしてコンコンに笑わられていたっけ。奥さんも優しい人だったしね。懐かしいな。今度会してやるからなというとうんと言った。その時ピンポンと呼び鈴がなったためおっさんが玄関に行った。
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